生活支援相談員の仕事 活動例5 | はあとふる・ふくしま

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生活支援相談員の仕事 活動例5

近隣の見守り態勢をつくる


活動例5
 「お隣、このところ静かでポストにチラシがたまっていて心配」「夜になるとしょっちゅう息子さんの怒鳴り声がするんだけどおばあちゃん大丈夫かしら…」。仮設住宅ではお隣との距離が近いだけに、ちょっとした変化やSOSにご近所が気づくということも少なくありません。

 地域の見守りには大きく分けて2つあります。1つはご近所同士の自然な見守り、もう1つは組織化された見守りです。

 たとえば、日常生活のなかで異常に気づいた住民が自治会長や民生委員、専門職につなぐこともあれば、ご近所のよしみで、切れた電球の交換や重たい灯油を運ぶなど、手伝ってほしいときにだけ頼まれたり、定期的にお宅にうかがってゴミ出しや買い物などを手伝っているケースもあります。仮設住宅の自治会がチームを作って敷地内の定期パトロールをしたり、行事の際に全戸に声をかけて回ったりと、自治会長や班長、民生委員などを中心に組織的に行われているものもあります。

 相談員としては、近隣同士が知り合う機会をつくり自然発生的な見守り関係が生まれるような働きかけをしたり、自治会や地域単位での見守り活動を必要に応じてサポートします。避難によって近隣との関係がないままに生活している人たち同士がまずは顔見知りになるよう、行事やイベントの際に全戸にチラシを配ったり、声をかけて誘ったり、集まった場でお互いに自己紹介し合う機会を用意するなどしてきっかけをつくります。心配なお宅の見守りを直接呼びかけるケースもあるでしょう。本人と連絡がつきにくい場合にも、近所の方々からの情報が状況把握に役立ちます。

 住民による見守りをすすめていく際に注意すべきこととして、いざというときに連絡できる専門機関のバックアップ体制を整えておくこと、見守りが過剰になりすぎて見張りや監視にならないように気をつけたいものです。

ワンポイント
アドバイス

人は自分の悩みよりも、他人の心配の方が話しやすい。

ご近所、知り合いからの情報は貴重な情報源。SOSは本人以外からも発信されてきます。

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