生活支援相談員の仕事 活動例3 | はあとふる・ふくしま

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避難者への生活支援とボランティア活動を伝えます

生活支援相談員の仕事 活動例3

住民がつながる場(機会)をつくる


活動例3
 「新しい土地になじめるだろうか」「ご近所とはうまくやっていけるか不安」「知り合いや友だちができるか心配」・・・など、仮設住宅に転居したての頃によく聞かれた声です。

 さまざまな地域の人々が集まる仮設住宅では、それまで親しかった近所の方々と離ればなれになったり、まったく知らない人ばかりだったりと、知り合いになるきっかけさえ見つけられない方々がたくさんいらっしゃいました。民間借り上げ住宅などに避難してひっそり暮らしている方も少なくありません。そこで、社会福祉協議会やNPOなどが仮設住宅や地元の自治会などと協力して呼びかけを行い、集会所などを使ってのサロン活動を始めました。相談員にとってサロンづくりは地域のつながりをつくるための有効な手法でもあります。

 サロンの代表的なものが「お茶会+α」という気軽に集まっておしゃべりできる場づくり。仮設住宅では、全国から一芸を持ったボランティアが駆けつけ、絵手紙や折り紙、編み物などを一緒に楽しんだり、ちょっとした唄や音楽を披露してくれるなど、イベント的なサロンも盛んに行われています。健康体操や血圧チェックなどを行い高齢の方々を中心に集めようというサロンもあり、閉じこもりがちな仮設住宅のみなさんに外出のきっかけと、同時に新たな仲間づくりの機会を提供しています。民間借り上げ住宅などに避難された方々の集いや避難先の住民との交流も徐々に行われています。

 時が過ぎ、運営方法や内容に変化をつけるなどの転機を迎えているサロンも少なくありません。サロン活動はそれをつくること自体が目的ではなく、慣れない暮らしで孤立や孤独に陥りがちな人たちが笑顔を取り戻し、お互いの関わりと励まし合いのなかで自立と復興に向けての意欲を高める場となっているかどうかが大切です。参加者をお客様にしない運営方法や巻き込みが重要であることを念頭に置いて進めます。

ワンポイント
アドバイス

サロンの自立のために相談員はお世話役ではなく、住民の力を引き出すコーディネーターに!

①核になる人をみつける、②いろいろな関わり方を歓迎する、とにかく③あきらめないで声をかける、こと。

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