生活支援相談員の仕事 活動例2 | はあとふる・ふくしま

loader
はあとふる・ふくしま
避難者への生活支援とボランティア活動を伝えます

生活支援相談員の仕事 活動例2

話を聴き、不安な気持ちに寄り添う


活動例2


「見通しが立たない」「これからどうしたらいいのか」「先のことを考えると不安で眠れない」。気心が知れ、信頼関係が深まると、心の奥にしまっていた不安や弱気な言葉が出てくるようになります。また、直接本人には言えない家族やご近所への不満や、東電や行政などへのクレームや怒りをぶつけられることもあるでしょう。

すぐには解決できないこと、答えが出せないこと、自分の立場ではどうにもしてあげられないことでも、相談員はまずじっくりその方の話を「聴く」ことが大切です。避難されている方々のなかには、どうしていいのかわからない、何を相談していいのかわからない、という混沌とした状況のなかで日々の生活を送っている人も少なくありません。自分のニーズを伝えようという気持ちを受け止め、すぐには解決や改善できないことでも、一緒に考えていきましょうという姿勢を言葉と態度で伝えることが重要です。しかしながら、相談員自身も被災・避難者であり、気持ちの切り替えに苦しみながら支援をしているのも現実です。

相談員が根気強くコミュニケーションをとることで、少しずつ避難者自身が動いてみようという気持ちになる、専門的な支援やサービスを利用してみようという気持ちになる、地域の活動に参加してみようという気持ちになる、そんな変化がでてくることをあせらずに待ち、その方の気持ちとリズムに合わせながら働きかけをしていきます。

「寄り添う支援」という言葉は今回の東日本大震災の支援においてとても頻繁に使われていますが、被災者を独りにしない支援であり、一方で相談員が独りでしてはいけない支援です。「あなただけが頼り」という硬直した依存関係をつくらないよう十分留意しながら、その方の周りに寄り添う人たちを徐々に増やしていけるような関わりをしていくことが大事です。

ワンポイント
アドバイス

継続して来てくれる第三者だからこそ、気軽に相談ができる存在になれるのが強み。

直接的なサービス提供とはちがい、ほどよい距離感があるからこそ話せることもあります。

ハンドブック内検索


ハンドブック目次


ハンドブックPDF