社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

南相馬市鹿島区 平成の寺子屋「託寺」ボランティア

2011/05/10
 

みんなと思いっきり遊ぼうね

4月28日、群馬県から来た学生達が子どもたち一人ひとりに鯉のぼりをプレゼント。
みんな、大はしゃぎでした。



扉を開ける前から、子どもたちの元気な笑い声、走り回る足音が聞こえてきます。ここは、お寺の大広間。平日8時半から夕方の5時半まで、ボランティアが約20人の子ども(3~12歳)を保育しています。保育所の休園が続く中、仕事を持つ親からの切実なニーズを受け止めて、鹿島区災害ボランティアセンターが託児できる場を探していたところ、浄圓寺のご住職が「お寺はそういう時のためにある」と快諾してくださったとのこと。4月8日にチラシを配布して11日から開設されました。

ボランティアの一人、豊田ひとみさんは現役の保育士。勤務されている保育所が休園中のため、開設初日から活動されています。「子どもたちは、1ヶ月間外に出られず、他の子どもと関われなかったのでストレスがたまっていたと思います。ここで思いっきり遊んでほしい」と話されていました。豊田さんを含めて3名の保育士ボランティアの方がローテーションを組んで活動をされているので、保育の経験のないボランティアも安心して楽しく活動されています。

(2011.4.22 浄圓寺)

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