Vol.24 大戸良佑(福島学院大学福祉学部4年) | はあとふる・ふくしま

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避難者への生活支援とボランティア活動を伝えます

Vol.24 大戸良佑(福島学院大学福祉学部4年)

2015/12/16
 

雪の季節となりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私は元気に毎日を過ごしています!

2011年3月11日、あの震災は今でも忘れません。

いままで経験したことのない揺れに恐怖を感じ、部屋に散らばった本や倒れている家具を見て言葉を失いました。同時に沿岸地域では津波被害や原発事故が相次ぎ、次々と起こる災難に不安を隠せずにいました。

震災直後、放射線量を心配する私の両親の意向のもと、家族全員で約1カ月間東京に避難していました。避難中は友人や高校の先生をはじめ福島の方々が地元に残っている中で(自分だけが避難していていいのか・・・)と心配しながら福島に残っている方々のことで頭がいっぱいでした。

その後、震災で落ち着かないまま地元福島に帰り自分の進路に悩んでいました。

そんな中、高校の担任の先生から紹介され受けたものがあります。

それは社会福祉協議会が行う福祉教育です。この福祉教育が震災で自分のことしか考えられずなにもできなかった私の心を大きく揺さぶるとともに、「地元のため、誰かのため力になれる人間になりたい」と思うきっかけとなりました。そして、地元で学び地元に恩返しをしたいという気持ちから大学に入学し今に至ります。

大学に入学後は福祉学部で学ぶとともに、ボランティアを行いました。

ボランティアといってもどこで受ければいいか分からなかった当時の私は、まず社会福祉協議会が行うボランティア講座を受講してみました。
この講座ではボランティアを受ける心構えや姿勢を学んだ後、地元の高齢者施設で傾聴ボランティアとして高齢者の話し相手をしたり、赤い羽根共同募金活動に参加したりしました。この他にも多くのボランティアに参加してきましたが、ボランティアは全て強制ではなく自分から行う自発性の心が大切であり、皆さんの笑顔や幸せに繋がることを実感しました。

私はオートバイが好きで、ツーリングにもよくいきます。

福島は自然や文化に恵まれていることから、今まで大内宿や磐梯吾妻スカイライン等ツーリングで行った福島県の名所は数多くあります。
しかし、残念ながら放射能による風評被害はまだ消えていない現状があり、「福島」と聞いただけで抵抗を持ってしまうことが課題となっています。私はこの福島県の魅力を守っていくために、オートバイという趣味を通じツーリング先で多くの人に福島の素晴らしさを伝え、すべての方に風評被害にとらわれない心を持っていただきたいと思っております。

また私は大学卒業後、社会福祉協議会に勤め社会福祉士として対人援助を行っていくとともに、今度は私が福祉教育を行い福祉のまちづくりを実現させていく夢を持っています。

そのためにはまず、体調管理から自分を大切にしたいと思います。自分を大切にできなければ他の人を思いやることも支えていくこともできないと私は考えています。そして目の前に控えている国家試験に向け勉学に励み、自己実現へのスタートラインに立てるよう精進し、福島の復興と地域に貢献できる人間として地元に恩返しをしていきたいと思っております。みなさんも自身が抱いている「夢」を大切になさってください。応援しています!

長くなりましたが、最後まで読んでいただいたみなさん、ありがとうございました!


【プロフィール】
大戸良佑 (おおと りょうすけ)
福島県伊達市生まれ
福島学院大学福祉学部4年
趣味/車、オートバイ



大戸君P1010613

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