社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

Vol.21 羽賀さやか(福島大学 3年)

2015/08/05
 

みなさん、こんにちは!
福島大学3年の羽賀さやかと申します。
今回この記事を書かせて頂けること大変うれしく思います!
私からは、所属している「スタ☆ふくプロジェクト」という団体について書かせて頂きます。

スタ☆ふくプロジェクトは、震災以降、福島が抱えている風評被害などの課題解決や地域活性化を目的に、福島の今を五感で感じる体験型のスタディツアーを企画・実施している団体です。

私は、大学生になって縁も所縁もない福島に来ました。
せっかく福島にいるのだから色んなところに行って福島を知りたいなと思い、今振り返ってみるとかなり軽い気持ちでスタ☆ふくの活動を始めました。

震災当時、私は高校1年生。
経験したことのない大きな揺れに強い恐怖感を抱いたことを覚えています。
宮城県の内陸に住んでいたこともあり一時的に避難所に行ったりはしたものの、私の周りでは大きな被害はありませんでした。
そのため、テレビで見る被害状況は非現実的に思えて、どこか他人事のように感じていました。

しかし、ツアーを企画するにあたり、いわきや会津、二本松など福島の様々な地域に行き、そこに生きる人々の現状や想いを知って、震災や福島をぐっと身近に感じるようになりました。

今、福島が抱えている課題は沢山あります。でも、その課題解決に向けて頑張っている人も沢山います。
スタ☆ふくのツアーをきっかけに、そのような人々の声に耳を傾け、福島の現状や課題、そして魅力を感じて頂けたらと思っています。

「スタディツアー」と言うと難しくて固いツアーなのかと思う方も多くいると思いますが、スタ☆ふくのツアーで大切にしていることは、参加者の皆さんが実際に福島に足を運び、地元の方々と対話して、見て、聞いて、触れて、食べて、といいった体験を通して五感で福島を感じていただくことです。きっとその経験が、福島に関心を寄せる、あの人に会いに福島に行きたい、と次のアクションに繋がっていくのでは…と思っています。

今年の夏も、いわき市では水産漁業を、二本松東和では農業をテーマにしたツアーを開催予定です!どちらも参加者募集中ですので、ぜひともツアーに参加して楽しく福島の魅力を感じて頂けたら、と思います!

最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!




【プロフィール】
羽賀さやか
福島大学 行政政策学類3年
「スタ☆ふくプロジェクト」(「福島を感じて考える」スタディーツアーを企画・実施する団体)3代目代表
スタ☆ふく HP:http://sutahuku.jimdo.com/



「スタ☆ふくプロジェクト」(「福島を感じて考える」スタディーツアーを企画・実施する団体)

「スタ☆ふくプロジェクト」(「福島を感じて考える」スタディーツアーを企画・実施する団体)


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