Vol.3 小笠原隼人(チャイルドラインこおりやま) | はあとふる・ふくしま

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避難者への生活支援とボランティア活動を伝えます

Vol.3 小笠原隼人(チャイルドラインこおりやま)

2013/10/23
 

ごきげんいかがでしょうか? こちらは、本格的な秋の寒さを感じる季節になりました。

私は、2012年の夏に東京から郡山に引っ越し、「チャイルドラインこおりやま」という団体を地元の方と設立しました。そこでは、こどもたちの身近な人に言えない気持ちや身の回りの出来事を、ボランティアが電話で聴くという活動をしています。

「毎日一緒に登校していた友達が、先週から私のこと無視するようになって、他の子と学校に行くようになって・・・ 私、何も悪いことしてないのに、どうしてだと思う?」

例えば、こんな電話があった時。そのこどもは、どんな気持ちを抱えているのか、これからどうしていきたいのか。チャイルドラインでは、そういったことを一つ一つ丁寧に聴きながら、こども自身が納得できる答えに向かって伴走します。

「やっぱりその子のこと好きだから、一緒に学校に行きたい。明日、その子と話してみる!」
でも良いし、
「その子は理由もなく誰かを無視するような子じゃないし、もしかしたら、私が何か気に障ることしたかもしれないな・・・ 共通の友達に一回相談してみるよ」
でも良いし、
「その子と仲直りしたいけど、今だと相手を責めちゃいそうだから、もう少し時間を置いて冷静になった方が良さそう・・・ また電話で相談させて」
でも良い。

そうやって、「本人が納得できる答え」に向けて気持ちや状況を整理すること、こどもの持つ可能性を信じて応援することが、私たちの役割です。

そんなチャイルドラインの活動にはやりがいを感じていますが、一方で、私たち大人には、果たすべき役割がまだまだたくさんあることも感じています。

「原発事故があって、お父さん仕事なくしちゃったんだけど、将来、僕はこの土地で仕事を見つけることはできるのかな?」

「放射能って将来、お腹のこどもに悪影響を与えるらしいから、お母さんに引っ越そうって言われたんだけど、私は、友達と離れたくない。私、どうすれば良いのかな?」

福島のこどもからこのような問いかけをされたとして、あなただったらどうしますか?

今度お会いした時に、あなたの考えを教えてもらえたら嬉しいです。福島で色々と美味しい食べ物も見つけたので、良かったらぜひ一度、遊びに来てください。

それではお元気で。



【プロフィール】
氏名:小笠原 隼人
年齢:29歳
現在住んでいるところ:郡山市
所属団体:チャイルドラインこおりやま(http://cl-koriyama.org/)
ふくしま人図鑑(http://fukushima-jin.net/)

※チャイルドラインこおりやまでは、年1〜2回程度、「電話の受け手養成講座」を開催しています。受け手募集の情報をご希望の方は、件名に「受け手養成講座の情報希望」と書いて、info@cl-koriyama.orgまでご連絡ください。

チャイルドラインこおりやまのスタッフ。左端が筆者
▲チャイルドラインこおりやまのスタッフ。左端が筆者

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