社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

避難生活の支援拠点サポートセンター

2011/11/21
 

仮設住宅、借り上げ住宅で暮らす皆さんの
安心を支え、潤いを提供する憩いの場「サポートセンターならは」


▲「遊びの教室」で絵本の読み聞かせに夢中になる子どもたち

今秋、会津美里町といわき市にオープンした「サポートセンターならは」は、生まれ育った楢葉町を離れ避難生活を余儀なくされている皆さんが、安心して暮らせるよう様々な支援を行うサービスの拠点として設置されました。
福島県から委託を受けた楢葉町社会福祉協議会がセンター内に事務所を置いて運営しています。

支援の中身は、閉じこもり予防や介護予防などを目的とした高齢者の居場所づくり(デイサービス)、医療や健康、メンタル面での総合的な相談を行う総合相談事業、避難者同士の交流を図るサロン・交流会、給食サービスやヘルパー派遣、巡回訪問、子育て支援など多岐にわたります。
最近は、利用者数も増え1日約20人の方がセンターを訪れるそうです。

▲デイサービスの食事風景。センターには、
浴室もあり入浴サービスも利用できます
▲断乳、仕事、保育園のことなど
お母さん同士で情報交換

「デイサービスを利用されている方は、『いろんな話ができるのが楽しみで来ています』という方が多いですね。回を重ねるごとに皆さんの表情が明るくなっていくのが何よりもうれしいです」と梶原貞二さん(楢葉町社会福祉協議会事務局長)。
乳幼児対象の子育て支援「遊びの教室」も、離乳食や育ちのことなど心を開いて語り合える場所と喜ばれています。
「話すと楽になりますからね。お母さんの安心は、そのまま子どもたちに伝わります」とは、担当の古市邦子さん。
開所から2カ月。念願の専門家による心のケアや法律相談なども始まり支援も充実してきました。

今後は、楽しいイベントなども開催しながら、楢葉町の皆さんの安心を支え、潤いを提供する憩いの場として、さらにきめ細やかなサポートを続けていきたいそうです。

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