Vol.30 福島高校「ガチリン」 | はあとふる・ふくしま

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Vol.30 福島高校「ガチリン」

2017/02/22
 

みなさん、こんにちは。福島高校1年の左雨久乃、木暮紘子、菊地友希乃です。 私たちは、国会事故調(注)が発表した「国会事故調報告書」という分厚い本を本気(ガチ)で輪読(リンドク)する「ガチリン」という活動を行っています。私たちを導いてくださるのは、事故調の一員だった石橋哲さんで、報告書を出発点に世代を超えて社会のシステムについて考える「場」を作り続ける 「わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)」の主宰者でもあります。いわば「ガチリン」は、その高校生チームの活動の一つです。

ところで、私たち学生は「自分のアタマで考えることが大切」とよく言われます。しかし「ガチリン」に参加する中で、私たちは、あることに気づかされてきました。それは、無意識のうちに、他人の意見をただ受容して「自分で考えたフリ」をしていることがしばしばあるということです。私たちは、原発政策に賛成か反対かを話し合っているのではありません。私たちは、自分の頭で考えたふりをする「思考停止」から脱却したいのです。原発事故を取り巻く様々な「状況」を入り口として、社会の構造や仕組みを探り、ひとつの結論や答えを出すことに縛られずに、自由に自分の意見を出し合い、とにかく「対話」を続けます。そして対話を通して、幅広い知識や視野を身につけ、自分と向き合うなかで大切なことに気づくことができます。そのため、毎回の活動に「ゴール」というものはありません。 いつも「モヤモヤ」が残ります。石橋さんも「それがいいんです」、とおっしゃってくれます。

…と、ここまで抽象的な説明ばかりでしたので、ここからは今年度の活動の様子を報告します。 (本の輪読だけでなく、多様な活動をしています!)

6月 「規制の虜」輪読会
7月 「福高生の逆襲~黒川清 元国会事故調委員長と対話する」
9月 「国会事故調参考人質疑動画を見て、委員長コメントをつくろう」
9月 「ふくしま社会活動コンテスト」にて活動発表(優秀賞受賞)
10月 「ゴジラ×ガチリン~映画を観て対話しよう@フォーラム福島」
11月 「REASE公開講座@東京大学」にて活動発表

また、12月には、「福島大学・福島民報社連携フォーラム 福島で学ぶ~若い力が切りひらく未来 ~」に参加しました。私たちの他に相馬高校さん、福大災害ボランティアセンターさん、福大VOTE プロジェクトさん、福大とげっちょ組さんが参加され、それぞれの活動内容と、大人たちへの「お願い」を発表し合いました。大学生とも交流でき、より考えを深めることができました。私たちは、一人ひとりが社会のいろいろな事を「他人事」としてではなく、「自分事」として考え、思考停止に陥らず、対話を継続することを通して、自分を変えることを目指します。そして、そうやって自分を変え続ける人たちがたくさん集まることで、世の中は変わっていくと考えています。結論にとらわれず、ひたすら考えることにチャレンジするのは大変です。でも、楽しいです。新しい自分を見つけるワクワクに出会えます。みなさん!ぜひ試してみてください。また、今後私たちが活動をするときは積極的に発信しますので、その時はぜひ参加していただければうれしいです。ありがとうございました。

(注)国会事故調(正式名称 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)
福島原発事故に係る経緯・原因の究明、今後の施策又は措置について提言を行うことを目的として、国会が法律をつくって設置した。(憲政史上初)


リンク:わかりやすいプロジェクト(国会事故調編) http://naiic.net/
国会事故調



ガチリンとわかりやすいプロジェクトチームの説明



黒川清先生との対話(福高生の逆襲)



ゴジラ×ガチリン



『規制の虜』輪読会




プロフィール

左雨久乃(さっさ ひさの) 福島高校1年
木暮紘子(こぐれ ひろこ) 福島高校1年
菊地友希乃(きくち ゆきの) 福島高校1年
所属団体:福島高校「ガチリン」

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